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@オーガニックコットン農場

いわき市のオーガニックコットン農園で「ボランティア&デトックス」!

本日の活動は、福島県いわき市にある、オーガニックコットンの農場にて、農作業のお手伝いでした。作業内容は、栽培しているコットンの周りの草刈り。前日の雨で足場がぬかるんでおり、参加者全員の長靴が、どんどん地中に埋まっていき、ドロドロになりながらの作業でした!
こちらのNPO「ザ・ピープル」さんは、福島県内の様々な場所で、震災後、手つかずになってしまった農園をサポートし、福島の農業を絶やさないことを目標に活動をおこなっています。近年は、新型コロナウイルスの影響で活動ができない期間があり、福島の農業はふたたび、存続の危機に立たされている、といった状況を伺うことができました。

活動開始!

農園の担当の吉田さんから、作業の説明を受けて、作業開始です!足場は悪いですが、ロックコープスの参加者の皆さんは、それをもろともせず、どんどん畑の中に入っていきます。皆さん普段は農業に携わることはないそうですが、そんなことは感じさせないくらいの慣れた手つきで、ザクザク草を刈っていきます。本日の作業に参加したロックコープスCEOのスティーブンも、この農園には過去に何度も足を運んでおり、日本語がわからなくても、慣れた動きで作業を進めてくれました。
そんな参加者の作業を見て、吉田さんも「ロックコープスすごいー!」と驚かれていました。
本日予定していた作業を、半日で終えてしまったロックコープスの参加者の皆さん。午後は吉田さんからの「もっと甘えてもいいですか?」というお願いに「もちろんやりましょう!」と快く声を上げてくださいます。畑のまわりの水路の復旧や、イノシシによって荒らされた畑のビニールを修復など、よりハードな作業に挑みました。
「こっちもお願いできますか?」「ここもお願いできますか?」という、農場の方々からの指示で、どんどん作業を進めていく参加者さん。普段は3、4人で管理をしている農園なので、ロックコープスのような多人数のボランティアのパワーは、とても重要だそうです。

ロックコープスが開催されなかった過去2年間はどうでしたか?

「コロナ前は、たくさんの方が訪れてくれて、活動出来ていたんですが、それがほとんど来られない状況になってしまって。本当に数人で農園を管理している時期も、長くありました。ここ3年間は、すっごい大変でした」と、おっしゃる吉田さん。
「このプロジェクト自体が、福島の農家さんが農業を再開できるように復興するまで、みんなで集まって、みんなの力で、農場が草っぱらにならないようにしよう。といって始めたプロジェクトだったので、『来てもらうこと』が、すごく私たちにとっては大事だったんです。それが、本当にゼロに近い状態になって、すごく苦しみました。今日、皆さんに戻ってきていただいて本当にうれしいです。スティーブンさんにまた会えるとも、本当に思ってもいなかったので。こういう形で再会できて、(前回渡した)オーガニックコットンのハンカチも使っててくださって、もう嬉しくて泣きそうです!(来年以降も)ロックコープスには続いていってほしいです。」

ロックコープスって、すごく入口が大きい

また、吉田さんからひとつ、ロックコープスの特徴を教えていただくことができました。
「私たちの活動って、知らない方たちにとっては、ぜんぜんつながらないことが多いけれども、ロックコープスってすごく入口が大きいから。いろんな方たちが、関心持って参加してくれるんです。」
その点について、ロックコープスのスティーブンにも話を聞いてみました。

スティーブン「ロックコープスの参加者に関して特徴的なのは、みなさん、違った入口からここにやってくるということです。もともと地域活動に興味がありボランティアが好きだった人もいれば、単純に音楽が好きでライブ好きな人もいます。また、多くの人は、ただ友達に誘われたから、という理由でやってきます。様々な違った目的をもった人たちが集まって、ひとつにミックスされるんです。ここにきて、より地域のことを学べたり、知らなかった音楽アーティストに触れられたり。また、新しい友達のつながりが増える、といった具合に」

汗をいっぱいかいて、デトックス!

また、ロックコープスに参加するのが「(たぶん)4回目」、という一人の参加者さんから、ロックコープスのこんな一面についても、お話をうかがうことができました。
「ロックコープスは『汗をいっぱいかいて、デトックス』できる場所。実は昨日まで、人生いろいろあって、人間不信になっているところがあったんです。何かに参加するとか、人に出会うことが、しにくくなってたんです。でも、やっぱりここに来たら、みんないい人だし、話しかければ返ってくるし、名前で呼んでくれるし。同じ作業をして、同じところで汗かいて。すごく楽しい経験になるんです」「ロックコープスって、わりと『有名アーティストに会える、海外のイベント、イェーイ!』みたいなパーティーピーポー多めな感じがするんですけど、実際来てみたら、単純にボランティア好き、人と話すのが好きな、『普通に良い人』が多いんです。だから、ソロ活でも、絶対来た方がいいと思います!」

手作りお弁当まで登場!

お昼ご飯に食べたおにぎりは、なんと、本日のボランティアディレクター、いくみんの手作り!地元でとれた素材を使って作られたおにぎりに、なんと、手書きメッセージまでついていました!食後には、農園の吉田さんから差し入れのスイカも登場。心にも体にも、優しく染み渡りました。

スティーブンや、吉田さん、参加者の皆さんがおっしゃるように、ロックコープスのボランティア活動を通して、様々な異なる興味を持った人たちが集まり、同じ作業を体験して仲良くなり、チームになり、お互いを助け合い、励ましあい、パワーを分け合える。そんな効果を、とっても実感できる1日でした。
撮影・取材にご協力いただいた参加者の皆さん、NPOの皆さん、どうもありがとうございました。皆さんに、また10月9日のギャザリングでお会いできるのを楽しみにしています!